
香川県を代表する伝統的な工芸品をご紹介します。
高松から東へ8キロメートル、五剣山の麓、牟礼町と庵治町は「石の町」で有名です。
付近では庵治石と呼ばれる良質の花崗岩が採れることもあり、石灯籠や彫刻物など様々な製品に加工されています。
庵治石の採石の歴史は古く、遠く平安時代にまでさかのぼりますが、江戸時代に高松藩の御用丁場となった頃から急速に発展してきました。
現在は250余りの業者が軒を並べ、石をたたくツチ音を響かせています。
そのほか、大阪城築城の際に石垣用として使われた小豆島の石青木・与島の石なども有名です。
江戸時に高松藩主が茶道・書道に附随して漆器を奨励したことが讃岐の漆器づくりの始まりで、その後、
香川漆器の始祖といわれる玉楮象谷が中国の漆技術を取り入れた幾多の技法を開発し、今日の基礎を築きあげました。
その技法も蒟醤、存清、象谷塗、彫漆、後藤塗ほか多岐にわたっていて、製品も座卓・飾り棚などの室内調度品から、
盆・花器・菓子器などの小物類まで広い範囲に及んでいます。